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!すでのな

病院・介護の投資ファンドを設立


日経の一面に載っていましたね。
ファンドの資金で医療機器を新しくしたり、施設を改善したりすることができるようになるメリットが出てくると思われます。この動きがプラスの方向に向かうといいですね。


もちろん、病院・介護の市場成長性を見越して投資を行うわけで、彼らも医療の事をよくわかってやっていると思うのですが、これからこのような動きが増えるかもしれないことを考えると、少し心配している部分もあるのです。


私が懸念しているのは、利益を追求するあまり、病院・介護施設のスタッフへの負荷が増えたり、必要ない介護用品や代替医療を患者へ押しつけたりなどとお金のからんだよろしくない面が出てくるのではないかということです。


よく医師などは給料が高く、ウハウハみたいな言われ方をされ、何か事故があったときなどこれでもかというぐらい叩かれまくります。しかし実際にはドクター、ナースを含め医療機関の皆様は骨身を削って献身的に働いているのです。


ニュースやネットで患者のために様々なサービスが生み出され、展開されているようですが、医療スタッフの負担を減らし、ケアするようなものがあまり見受けられないように感じます。例えば、患者の生体情報を24時間医療機関へ転送して状態をみてもらうようなサービスなどは、情報を送られて来る側の負担をきちんと考えてつくっているのかな?と思ってしまいます。
病院側は患者の事を放っておくことはできないので、必死に対応しようとするわけですが、きっといつか疲れ果ててしまうでしょう。


これから高齢化社会が本格的になり、老人が増えることにより、今まで何とかなっていた在宅・介護分野での問題点が浮き彫りになると考えられます。
このような部分にうまく資金が投入され、患者の(QOL)クオリティーオブライフを重視し、スタッフも生き生き働けるような環境作りができると素晴らしいと思います。


しかし、日本ではアメリカのような地域ケアをするためにはまだまだ時間がかかりそうですねぇ。