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シャープと合弁パネル工場、ソニー投資意欲薄れる? 

シャープとソニーが堺市に計画している液晶テレビ用パネル工場の合弁契約の行方が電機業界の注目を集めている。今年の10月稼働に向け、両社は今月末を期限に最終的な合弁契約の締結を目指しているが、世界的な景気低迷で、薄型テレビの需要が落ち込み、ソニーが方針を転換するのではとの観測がくすぶっている。ソニーの動向次第では、シャープの収益にも影響を及ぼす可能性がある。

引用元(読売新聞)


ソニーとシャープは2008年2月に堺工場でパネルを共同生産するため、合弁会社設立に向けて動いていましたが、世界不況の影響から、合弁会社の設立は2010年3月まで先送りされています。記事によると両社の狙う部分が異なる(堺工場は40型と大型の60、65型だが、中国などの新興国の売れ行きは30型中心)ため、ソニーの投資意欲が薄れているのではないか?という話です。


工場はすぐに造ることはできませんから、調達先が欲しいソニーとしては白紙に戻すということはしないでしょう。しかしながら出資比率を調整する可能性はありますね。小型のパネルは利益が少ないですし、今後は米国の需要も回復きます。サムスンVIZIOを追うソニーとしては、大型かつ品質の良いパネルは必要ですよね、先を行く両社に対抗するには、質で勝負するしかありません。


気になる点は、お値段です。でもお高いんでしょ?シャープさん。前回もそれが原因で決裂し、ソニーはサムスンと組まざるを得なかった。あとソニーが望む生産量は見込めなかったというのも理由かな?いずれにしても、今回もふっかけられたら、どうなるかはわからないですよね。