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タブレットPCの人気がない理由--価格と使い勝手がネックに

うわさでは、Appleは1カ月以内にタブレットコンピュータを発表するらしい。別のタブレット「CrunchPad」も、もうすぐリリース予定だ。これらの美しいキーボードレスコンピュータは、ガジェット関係のブログで大きな話題になっている(米CNETのCraveでもそうだ)が、現実の世界では、このカテゴリ全体の成功の見込みがないと、筆者は考える。なぜキラータブレットコンピュータを待ち続けているのか、筆者には理解できない。

引用元(C-NET)


Rafe Needleman氏がタブレットコンピュータに対する意見を述べています。ポケットサイズより大きくなる場合には、キーボードが必要になるため上手くいかない、そして価格の高さが、購入することを正当化できないことになるとのこと。


しかし、一方で、Amazon「Kindle」のような特殊用途におけるタブレットの成功は認めているようです。氏は「タブレットが消費者市場に足がかりを得るためには、価格をもっと下げて、もっと多くのことができるようになる必要がある。」と結んでいます。しかし、僕は逆だと思います。ラップトップコンピュータを使えば多くのことができるわけで、今はVAIOTypePやVAIO Wなどの小型PCも生まれているわけですから、できることの多さをウリにすると、キーボードついてないから駄目じゃんという結論にたどり着いてしまうと思うのです。


むしろ、「Kindle」的な要素をさらに磨き上げ、持ち歩きが容易で、片手で閲覧でき、かつ画面の広さがiPhoneに比べて有効に作用するデバイスを目指すべきなのでは。電子書籍はとても良いアイディアです。というかソニーリーダーの国内展開に期待できないため、さっさと黒船が来て欲しいという願望もありますが。


今までのタブレットPCは、キーボードとマウスで最適化されたUIをそのまま引っ張ってきていたため、使い勝手の悪いものになっていたと考えられます。特殊用途のタブレットが成功しているのも、業務用にきちんとUIを作り直しているためでしょう。


よって、アップルがiPhoneの「タッチ」を基本としたUIを拡張させ、タブレットに載せてくると考えれば、非常に使い勝手の良いタブレットPCが誕生するのではないか、と期待できるわけなのです。