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(本田雅一の週刊モバイル通信)新Let'snoteとVAIO Xに見る、新世代モバイルPCの進む道

先週、パナソニックから発表された新Let'snoteは、自ら第3世代と語るように、設計コンセプトを新たにした新シリーズとなった。R1に始まる第1世代は軽量かつロングバッテリ、W4に始まる第2世代は軽量かつ頑丈、そして今回はそこに高性能という要素を持ち込んで第3世代と呼ぶというストーリーだ。

一方、ソニーはAtom Z系プロセッサを用いた超薄型PCを開発した。CPUパフォーマンスよりも、利用スタイル(鞄への収まり、キーボード、バッテリ駆動時間など)を重視したコンセプトは、Let'snoteの向かう方向とは明らかに異なる。

引用元(PCWatch)


本田氏が、今回発表された新Let'snoteとVAIO Xを比較しつつ、今後の国内モバイルPCの方向性、可能性を解説しています。“君子豹変す”を実現したLet'snoteと道具としての先鋭化に活路を見いだすVAIO X。両方に共通するものは、開発者が信念を持ち特徴を前面に押し出して進化させており、それが消費者に魅力を感じさせているという点のようです。


僕はCEATEC実機を拝見させていただき、VAIO Xは“普通に使える”を妥協せず最薄最軽量を実現させた本当に素晴らしいハードウェアだと感じました。しかし、この先を考えた場合、ソニーにはソフトウェアやサービスでも差別化を図っていって欲しいと思います。今回のVAIO Xの発表でも、ほとんどがハードウェアの話に終始している点がとても気になります。この究極とも言えるハードの完成度にMacのようなソフトラインナップとMobileMeのようなサポートサービスが加われば、間違いなく世界でもトップを狙えると思います。