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「iTunes」による映画ストリーミングの可能性--アップルのクラウド戦略が持つ課題

Appleは、クラウドコンピューティングを音楽以外にも拡大しようとしているようだ。

先ごろAppleの関係者が大手映画スタジオ数社と話し、「iTunes」ユーザーがスタジオ各社のコンテンツをAppleのサーバ上に保管できるようにすることについて討議したという。この討議に詳しい消息筋2人が米CNETに語った。テレビ番組と音楽のストリーム配信についての報道があるが、これに加えて映画コンテンツも配信されることになるかもしれない。

引用元(C-NET)


AppleがiTuneStoreビジネスを映画をはじめとした動画配信に切り替えていくのではないかという記事です。その要因は消費者のデバイスストレージが限界に達し、更なる購入を躊躇しているのではないか、とのこと。世界同時不況の影響も大きいと思いますが、記事によると2008年→2009年で100万人近く減少。映画も急激に減少したとか。そこでAppleはHDDを意識せずに済むストリーミングに着目しているのではないか、と予想しています。


さらには、音楽配信ビジネスを開始したときとは状況が変化し、Appleに対向するコンテンツホルダーがスタジオ各社の望むような提案をしていること、Youtubeの台頭などでAppleの旗色は必ずしも良いわけではないことも影響しているみたいです。なるほど、これならAppleがストリーミング配信企業を買収したりデータセンターをつくったりしているのもうなずけますね。しかし、僕らが予想も付かない展開を用意しているかもしれないのがアップルの魅力です。記事では、そのキーデバイスとなるのはiPadだとしていますが、果たして売れるのでしょうか。