Snow Leopard vs. Windows 7――企業向きなのはどちら?
米Appleは6月8日、「World Wide Developers Conference」において、自社の人気OSであるMac OS Xの新バージョンのデモを行った。「Snow Leopard」のコードネームで呼ばれるこの新OSはマイナーアップデートとなるもので、そのデザインは現行バージョンに非常によく似ている。皮肉にも、Snow LeopardはIntelベースのMacにしか対応しない。このため、PowerPCプロセッサを搭載したレガシーMacではSnow Leopardが動作しない。
AppleがSnow LeopardでExchangeに対応したことなどを踏まえ、ビジネス分野におけるWindowsシェアを食おうとしているとの前提で、ビジネス用途におけるWindows7とSnow Leopardの優位性を検証しています。
結果としては次の通りです。
AppleのSnow Leopardは、コンシューマー向けには十分な魅力を備えているかもしれないが、企業ユーザーにとって理想的なOSかどうかは別問題だ。企業市場ではWindows 7の方に軍配が上がる。
Windows7の優れている点としては
- Microsoftの最新OSの改良型タスクバーはDockに似ており、ユーザーはアプリケーションが実行中の全インスタンスが見られる。各インスタンスを確認し、目的のウィンドウをフルサイズで開ける。
- Microsoftは当初から、自社のOSでExchangeをサポートしており、Windows 7でのExchange対応は万全であるに違いない。
- Windowsに対応したソフトウェアの方が数多く開発されているのに加え、Windows 7の企業向けエディションにはXPモードが搭載され、従来のソフトウェアの動作も保証される。
これらを見ると、ビジネス用途では今後もWindowsが圧倒していくのでしょうね。VISTAはマシンパワーが要求されるという部分が弱点でしたが、Windows7はネットブックでも動作するぐらい、えらく軽いとの噂です。そこにMacが食い込むのは難しそうですね。