ソニー、台湾の鴻海精密工業と液晶テレビ生産で提携
ソニーと台湾の鴻海精密工業は9月1日、米州における液晶テレビの生産について提携すると発表した。ソニーグループが所有するソニーバハカリフォルニアの株式90％とティファナ工場の生産関連資産を鴻海精密工業へと譲渡する。これにより、ソニーバハカリフォルニアの出資比率は鴻海精密工業90％、ソニーグループ10％になるという。
ソニーバハカリフォルニアは、1985年メキシコのバハ・カリフォルニア州に設立。液晶テレビやチューナー、カーオーディオなどの生産を担当してきた。ソニーでは今回の提携関係により「外部のリソースを積極活用することで固定費その他のコストの削減を進め、収益改善と事業の拡大を促進する」としている。
ソニーがメキシコのバハ・カリフォルニア州にあるソニーバハカリフォルニアの株及びティファナ工場の生産関連資産を台湾企業の鴻海精密工業へと譲渡したとのこと。今後は外部リソースの積極活用でコスト削減を図る模様です。液晶テレビは赤字部門ですからね。米国でもLGに抜かれてしまいましたし、早めに復活しないと撤退の可能性も出てきてしまうかもしれません。
