「大変興味持っている」──ソニー、“iPadの市場”に参入意志
「ソニーも大変興味を持っている」──ソニーの大根田伸行CFO(最高財務責任者)は2月4日、米Appleが発表した「iPad」のような端末の市場について、「iPadより遅れていることは否めないが、開拓していこうと思っている」と参入意志があることを明らかにした。
同社決算説明会で質問に答える形で述べた。iPadについて、大根田CFOは「一方にソニーのReaderやAmazonのKindleのような電子書籍専用端末、もう一方にNetbookがあり、iPadはその中間の領域ではないか」と指摘。「伸びていく市場であり、競合も出てくるだろう。Netbookに影響はあると思うが、新しい市場ができてくるほうが大きい」とした。
VAIO TypeUのこともたまには思い出して下さい(元ユーザーより)。ソニーが決算説明会において「iPad」のような端末の市場について「大変興味を持っている」と参入意志を示したとか。今回答えたのは、大根田CFOですが、2009年12月にストリンガー会長は「電子書籍リーダーは多機能でなくていい」と発言しています。2ヶ月で発言が変わるということは、それだけiPadのインパクトが大きかったのでしょうね。
iPadに惑わされて、せっかく足場が固まってきた電子書籍端末領域に中途半端な製品を作ってしまわないか不安です。ソニーさん、iPodに振り回された結果、散々な目にあったコネクトプレイヤー時代を思い出して下さいね。