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ソニーが酸化物半導体TFT駆動の11.7型有機ELパネルを開発、寿命は10年以上に


先日、巻き取れる有機TFT駆動フルカラー有機ELディスプレイで話題を集めたソニーですが、「SID 2010」で駆動素子に酸化物半導体TFTを用いた11.7型の有機ELパネルを出展。ついに10年以上の寿命を確保したとのことです。残るは大型化にともなう歩留まりの問題でしょうか?着々と次世代ディスプレイ発売に向けての準備が整いつつありますね。これらが今話題のタブレット型端末などに搭載されてくるとまた面白い展開になりそうな気がします。

ソニーは,駆動素子に酸化物半導体TFTを用いた11.7型の有機ELパネルを開発し,ディスプレイ関連の国際会議「SID 2010」で発表した。酸化物半導体TFTの特性劣化を抑えることで,有機ELテレビに求められる10年以上の寿命を確保したとする。
開発品に利用した酸化物半導体TFTは,エッチ・ストッパ構造で,チャネル材料はアモルファスIGZO(In-Ga-Zn-O)。ゲート幅/ゲート長が 22μm/8μmのTFT素子で,キャリア移動度が11.5cm2/Vs,閾値電圧は0.27V,サブスレッショルド・スイング(S値)は0.3V/decadeである。

引用元(TechOn)