arawa

!すでのな

箱根の「ARエヴァ」「エヴァローソン」中止に位置情報を活用したARコンテンツの可能性を見た


箱根のARエヴァが中止してしまった模様。理由は想定以上の人出で「激しい道路渋滞や深夜の騒音が発生した」からとのこと。近隣住民への配慮までサポートできなかった点は残念ですが、箱根の山奥に「人を呼び寄せる」ことに成功した“位置情報に紐づいたARコンテンツ”の可能性を見たような気がします。


この手のコンテンツの魅力は「その場に行かなければ見られない」という敢えて便利さを排除した点にあると思います。インターネットが普及し、その気になれば周辺情報はもちろんGoogleストリートビューで玄関先の映像まで見ることができますが、今回のイベントの成功は、このように場所を限定して公開することでコンテンツの希少価値を高めることができたところにあると考えて良いでしょう。


人が動けば、ローソンで買い物もするでしょうし、交通機関も使われるでしょうし、経済効果があることは明らかです。コロプラ会員の100万人突破ケータイ国盗り合戦など、位置情報を活用したケータイゲーム「位置ゲー」の人気の高まりで兆候は出ていましたが、今後はこれらにARを含めたコンテンツをうまく組み合わせて、更なる需要に結びつけることができそうです。巣ごもりがちな今の日本にとって新しい風になるよう、今回の中止にめげずに次々と新企画を仕掛けていって欲しいと思います。


箱根の「ARエヴァ」「エヴァローソン」中止 想定以上の人出で−ITMedia

ローソンは、神奈川県箱根町で4月23日にスタートした「エヴァンゲリオン」関連企画を、同日午後4時で中止した。当初は5月17日までの予定だったが、「当初の想定を大幅に上回る来店があり、会場周辺での混乱が避けられないため」中止を決めた。


【関連ニュース】
「位置情報ゲーム」でお出かけするってホント?−エキサイト