「VAIO type P」VistaモデルはXP化でどれだけ速くなるのか?
ソニーから「VAIO type P」のWindows XP用ドライバ/ユーティリティが公開されたが、OSを移行すべきなのか。VistaとXPでパフォーマンスを比較する。
「ハードは最高なのに、パフォーマンスに難がある」TypePでしたが、春にXP対応版が発売され、ついに自他共に認める最強のポケットスタイルPCが誕生しました(ポケットスタイルPCはTypePだけじゃないかって?こまけぇ事はいいんだよ)。さて、物欲を抑えきれずにVistaを買ってしまった人達のために、6月1日にソニーから「VAIO type P」のWindows Vista搭載モデルをWindows XPにダウングレードして使うためのWindows XP用ソフトウェアが公開されています。
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そして、今回ITMediaさんが、パフォーマンスの違いを比較検証し、記事にしてくれています。概要は下記の通り。
- 総合ベンチマークテストではXP環境のほうがやや高い値が出た。
- 特にCrystalMark 2004R3のスコアではGDIのテストではXP環境がVista環境に差を付けた。
- データストレージテストの結果では、圧倒的な差が見られた。
- Windows/インスタントモードの開始と終了にかかる時間はほとんどの項目でXP環境のほうが高速。
- ファイルコピー/圧縮/解凍にかかった時間でも、全体的にXP環境が優勢。
いやぁ、圧倒的じゃないかXPは。しかし、最後の方のまとめにもありますが、XP化はHD動画の再生で不利になったり、高スペックな直販モデルであれば、Vistaでも実用レベルで操作でき、VistaSP2にアップデートしたところ、動作は安定していて、XP化しなくても十分使えるのではないかということです。
今年の10月にはWindows7が発売される予定ですし、価格も安いとの噂も出ています。使用に耐えないとご立腹の方以外は、もう少し待ってみるのも手かもしれません。