ソニー決算発表、PS3の逆ざやが解消、今期は営業益5倍にチャレンジ
ソニーの決算が発表された模様です。売上高7兆2,140億円。営業利益318億円。純損失408億円。マイナスですね。残念ですが、2010年度には明るい話もたくさん出てきていますから、次期は頑張って欲しいですね。
大きなトピックとして、PS3の逆ざや解消があげられていますね。「売れば売るほど赤字」という状態が解消されたのは喜ばしい。PS3であと2〜3年は戦えるでしょうから、今までの分までたっぷり稼いで欲しいものです。一方、PSPは落ち込みが激しく、PSP2の登場が待たれます。
テレビは1.6倍の2,500万台とのことですが、今年は3D元年という大きな需要があるので期待できそうですね。ソニーの強みとしては3D技術を中心に他の製品でも、ソリューションでも利益を得られる点なので、どれだけ3Dを浸透させられるかが成功の鍵なのだと思います。
今回の成績はこんな感じかな。
好調
- カメラ
- ウォークマン
- マイケル
- 音楽
- 金融
残念
- 液晶テレビ
- ハンディカム
- 放送業務用機器
- VAIO
- ソニエリ
いま現在も、VAIO Pやらミラーレス一眼NEXやらと魅力的な製品が出てきていますし、秋にはEレンズデジタルビデオやソニーPadも登場しそうです。ソニー製品自体は魅力的なのですが、ライバルと戦うにはやはりソフトおよびプラットフォームの獲得が必要なのでしょう。少し前のエントリーにも書きましたが、今期から開始されるソニーオンラインサービス（仮称）を主軸にした戦略に期待したいと思います。
PS3の逆ざや解消、ソニーのゲーム事業、黒字化見込む−ITMedia
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ソニー、2009年度は318億円の黒字に転換−デジカメWatch
Android 2.2 "Froyo"はUSBテザリング・WiFiホットスポット化に対応
正式発表も近づき姿を現しつつある Android 2.2 " Froyo "の話題。Flash Player 10.1のサポート (動画デモ) 、JIT コンパイラによるアプリの大幅な高速化に続いて、今度はテザリング機能の標準サポートが見つかっています。画像は リンク先 TechCrunch が入手した テザリング設定画面のスクリーンショット。USB有線接続のWWANモデムとして使う " USB tethering "、および Android 端末をWiFi ホットスポット化する " Portable Wi-Fi hotspot " のチェックボックスが見てとれます。
Q4でOS2.1にバージョンアップ予定のXperiaですが、本家はそろそろ2.2になりそうです。ドコモさん、ソニエリさん、ここまできたら一気に2.2に上げるという大逆転を狙ってみてはいかがでしょうか。
ソニーもタブレット端末を開発か 「いずれ紹介できる」
ソニーの大根田伸行CFOは5月13日の決算説明会でiPadについて触れ、ソニーのサービスや技術を組み合わせた対抗製品を検討していることを明らかにし、「いずれ紹介できると思う」と話した。
大根田CFOは米Appleへの対抗策について、ソニーは携帯電話、PC、携帯プレーヤーといった「ベースになる機器は十分持っている」ことを挙げ、こうした機器とサービスを組み合わせて対抗していく考えを示した。
対抗できる機器はたくさんあるのに、対抗できるソフトウェアとプラットフォームが明言されなかったのが残念。まずはソニーオンラインサービス（仮称）に期待していますよ。2010年春という話だったので、そろそろ発表でしょうか。
