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【インタビュー】ソニーに聞く「はじめて一眼」のコンセプト

ソニーが25日に発売する新型デジタル一眼レフカメラ「α380」、「α330」、「α230」は、従来のデジタル一眼レフカメラにあった、コンパクトデジタルカメラからのステップアップを阻む壁を取り除くさまざまな試みを投入し、「男性はもとより、女性“にも”使ってもらえる」モデルに仕上げたという。同時に発表したユニークなアクセサリーと併せて、α本体の商品企画を担当したソニーパーソナルイメージング&サウンド事業本部AMC事業部の竹倉千保氏と、アクセサリーの商品企画を担当した同AMC事業部アルファシステムビジネス部商品企画課の阿部文子氏に製品コンセプトの話を伺った。

引用元(デジカメWatch)


一眼レフではニコン・キャノンを追う立場のソニーですが、先日、新機種として「α380」「α330」「α230」が発売されました。記事によると一眼レフ3大障壁「大きく重い」「操作が難しい」「価格が高い」の中でも女性に訴求できる要素を改善したモデルとのこと。はてひつと言えば抜粋なので。
課題点としては

  • 特に女性にライブビューが受けた。撮影をライブビューで行なうユーザーの割合は女性が高かった。
  • 女性から依然大きく重いとの不満の声があった。
  • 特に「難しそう」と「重い」について女性からの改善要望が高く、男女で差が出た。
  • 絞りを開けるなどの操作が必要な撮影が一眼レフの購入動機であるにも関わらず、多くの一眼レフユーザーが、オートモードのみを使用している。

などが、アンケートで判明したそうです。

よって、下記のような改善がなされているようです。

  • 一眼レフカメラの本質(使いやすいカメラで写真を綺麗に撮ること)を追求し、ユーザーの満足度を向上。
  • 外観デザインの見直しとユーザーインターフェース(UI)の変更で使いやすさを向上。
  • 例えばシャッター速度と絞りの動きを表すグラフィカルなインジケータを表示させ、アイコンで直感的に値が選択可能に。
  • 父親が製品を選ぶが、最終的には母親の承認が必要なので、「最後の承認で母親のOKがでるカメラ」を意識。
  • 重さはα330はα300比で約15%軽く、新キットレンズと併せて軽量化を実現。
  • ボディサイズは従来より一回りコンパクトに仕上げた。
  • 機能面では、ライブビューを使いやすくする液晶モニターの明るさ自動アップ機能を新搭載。
  • AFの高速化を実現。
  • ホワイトバランスやダイナミック拡張機能「Dレンジオプティマイザー」は最上位モデル「α900」のアルゴリズムを使用し高い安定性を確保。
  • キットレンズとのコーディネートを考え、ノーブルブラウンを採用。
  • 指をやや縦にして上から包み込むようにして持ち、シャッターが押しやすくなるグリップデザインを採用。
  • 爪がボディと斜めに接するので、爪の長い女性でもシャッターが押しやすい。
  • αの世界観を意識したアクセサリーを用意。女性の手の甲にもフィットする目立たないサイズのハンドストラップ。
  • なくすことが多いレンズキャップ収納ポーチは、男性の場合ポケットに入れなくて済み、ポケットのない服が多い女性にも有効。
  • とりあえずカメラを保護できればいい女性のために、ラッピングクロスを用意。


これでもかというほど女性を意識したモデルになっていますね。確かに最近一眼レフを肩から提げている女性を見ることが多いですし、2大巨人の牙城を崩すには良い戦略かもしれません。それにしても鞄に一眼レフ突っ込むユーザーなんているのか。怖くないんかね。