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「フェリカ」用チップ4億個突破 ソニー、累計出荷2年で倍増

ソニーの非接触IC技術「フェリカ」用チップの累計出荷数が4億個を超えた。フェリカは1997年に香港の電子交通乗車券として実用化、累計出荷が2億個を超えるまでに約10年かかった。首都圏の共通交通乗車券「PASMOパスモ)」や決済機能付き携帯電話「おサイフケータイ」の普及が追い風となり、2年強で累計出荷がさらに倍増した。

引用元(日経ネット)


もう生活に無くてはならない技術として浸透したFeliCaですが、ついにチップの累計出荷数が4億個を超えたみたいです。内訳はカード用ICが2億7800万個、携帯電話用が1億2300万個ですが、2007年3月時点に比べてカード用が1.7倍、携帯用が3.1倍にそれぞれ増えたそうなので、急激に携帯用が増加していることがわかります。


しかしながら、サービス面では規格の乱立も目立ち、消費者側は少し混乱気味の感もありますね(共通で使用できる場合も多いため、実際はそこまで不便ではないのですが)。ソニーでFeliCaに関わった日下部氏は既にソニーを去り、新会社「QURADRAC」を設立しています。氏の目指す「乱立した決済サービスを横串にできる新たな決済ポータル・サービス」が実現されるよう陰ながら応援したいと思います(はてひつ!で取り上げたところで大して宣伝にはなりませんが・・・すみません)。


【関連】元ソニーICカード開発者・日下部氏ら、通信用デバイスで新会社(ブログ内リンク)
【関連】FeliCaの開発は終わらない(Tech-On)

09/09/03 電子マネー、決済システム統一へ

電子マネー決済、共通化へ 経産省、運営企業などで研究会(IT+)

経済産業省電子マネーで決済するシステムの共通化に向けた環境整備に乗り出す。運営企業などが参加する研究会を2日に立ち上げ、1台の読み取り機で複数の電子マネーを扱えるようにするための検討に着手した。


経産省主導で、電子マネーの決済が共通化に向けて動き出すようですね。研究会は産業構造審議会(経産相の諮問機関)の小委員会の下に設置されるとのこと。NTTドコモビットワレットも参加する模様です。