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ソニエリ2G端末撤退、3Gに特化。アプリ・コンテンツプラットフォーム構築が鍵?


ソニー・エリクソンが2Gケータイから撤退、高機能な3Gケータイに特化すると発表したようです。このまま低価格帯で競争していても難しいと判断したのでしょうね。よって、今後はソニーブランドを活かした魅力的な機能やコンテンツが提供できるかが鍵となりそうです。


しかし、課題として残るのが、アプリやコンテンツを消費者へ提供するプラットフォーム。携帯向けソフト、ソニー・エリクソンが販売開始にあるように、ソニエリは自社の「コンテンツ配信サービス「PlayNow arena」をGetJar Networks社と展開する旨を公表しています。しかし、今後はAndroidを採用したソニエリアンドロイド端末も発売するとのこと。Androidは「Android Market」を既に展開していますから、ソニエリがアンドロイド端末を発売するのであれば、アプリは「Android Market」から手に入れることになりますよね。


どちらかに一本化するのか、並行するのかは不明ですが、自社だけでなく、参入企業や開発者、消費者に利益をもたらすようなモデルが描けなければ、すでに大きなマーケットを構築しているiTunes/AppStoreに対抗するのは難しいでしょうね。同社の今後の動向が気になるところです。


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そういえば、ソニーはPSPGOの発売にあわせて、MediaGOも展開予定なんですよね。こちらはゲームですが、このように自社内でコンテンツ販売のプラットフォームがバラバラに存在すると、コンテンツホルダーも消費者も混乱します。ソニーさんにはぜひわかりやすいモデルを構築していただきたいと思います。せっかく色々持っているのに、非常に勿体ないと感じます。


ソニー・エリクソン、第2世代携帯撤退へ 高機能機種に集中(日経ネット)

【ロンドン=清水泰雅】携帯電話機大手の英ソニー・エリクソンは、第2世代のデジタル携帯電話機の開発を中止する。今後は高機能で通信速度が速い第3世代機に開発を集中する。携帯電話機大手で第2世代の開発をやめるのは初めて。音楽などに強い同社のブランド力を生かすため、第3世代の高機能機に絞り込んで新規開発を強化し、赤字が続く事業の再建を図る考えだ。