Appleが「Safari 5」公開〜高速化に加え、記事だけを抜き出す機能も
米Appleは7日、Webブラウザーの最新バージョンとなる「Safari 5」を公開した。Windows 7/Vista/XP SP2とMac OS X 10.6.2/10.5.8以上に対応し、無料でダウンロードできる。
記事によりますと、下記の3つの刷新が図れているとのこと
- 広告などを隠す読書モード「Safari Reader」
- JavaScriptエンジンの高速化
- HTML5対応強化
- 拡張機能導入
読書モードは、単純に読むだけでなく、コピペや印刷にも威力を発揮しそうですね。また、JavaScriptエンジン高速化では、「Firefox 3.6の2.9倍であり、Safari 4より40%、Google Chrome 5.0より約3%高速」を実現したとか。最も目玉となりそうなのは、拡張機能の導入でしょう。Firefox、Chromeと比べて圧倒的に劣っていた部分と思います。Appleは開発ツール「Extension Builder」を公開し、デベロッパーはエクステンション登録を行い、夏に公開される「Safari Extension Gallery」にて利用者がダウンロードする仕組みとのこと。AppStoreみたいにするつもりなのでしょうか。
日本語のページには、思い切り「safari4」と書いてありますが、既にsafari5がダウンロードできる状態になっています。AppleJapanは客とハイタッチばかりしていないで仕事してください。
同社のHTML5への取り組み付いては言わずもがな。こんなページも登場しています
「HTML5は高性能」を謳う、Appleのデモページ−WIRED
米Apple社は、自社サイト『Apple.com』に新しいセクションを用意し、『HTML5』で実現される機能のデモを公開している。プレーンなマークアップ言語が、ブラウザー内部で『CSS3』や『JavaScript』と組み合わされた場合の威力がよくわかるデモだ。
2Dおよび3Dのフォトギャラリーのほか、驚くようなタイポグラフィのデモ(上図)、動画再生中に画面の拡大・縮小や歪曲ができる性能(利用されているのは映画『TRON』最新作の予告編)、オーディオ、360度の回転など、素晴らしいトリックを見ることができる。